ピクシブ百科事典の
規約には各種問題があるように思えます。
この項目においてはそのことについて取り扱います。
ちなみに法律に関しては素人ですので、間違っている可能性があります。
()pixivアカウントとの共用(規約第4条)
この件に関しては規約問題ではないが、ここで扱う。
一番の問題として、編集者が
pixivを退会した際その著作権が不明となる可能性が強い点である。
退会の際pixivはデータを残さない可能性が高いため、著作権の確認の面においても各種問題があると思われる(この件に関してはpixivに問い合わせたがなんら連絡はない)。また、pixivとピクシブ百科事典の複数アカウントに関する規約の違いも問題である。
()禁止事項項目の問題点(規約第9条)
特に問題であるのは規約第9条(11)「(11)複数のIDを取得する行為。但し、第10条において特に認めた場合を除く。」である。これは
pixiv規約の第13条の丸写しである。
なお、pixiv利用規約第10条には「ユーザーは1人につき1つのアカウントを保有するものとします。但し、作品や名義による使い分けなど、本サービスでの活動に必要性がある場合においては、その他の利用規約に反しない範囲において複数アカウントの保有を認めるものとします。」とあるため、複数アカウントが一応認められる形にあるものの、ピクシブ百科事典の規約の場合第10条は「当運営元は、事前の予告なくして、本サービスをいつでも任意の理由で追加、変更、中断、終了することができます。」と書いてあるのみである。
これにより「pixivにおいて複数アカウントを使用するユーザーのピクシブ百科事典の使用」が認められない可能性がある。ちなみに
ピクシブ百科事典の
運営の中の人も個人的にpixivアカウントを所有している場合、規約違反となる可能性が高い(
なお、百科事典運営はある疑惑が存在する)。
これはpixivと異なる規約にするにせよ、同じ規約にするにせよ、複数アカウントにおける規約を定める必要が存在する。
()情報の使用許諾に関する問題(規約第13条)
この規約では「別サイト、たとえばWikiやブログにピクシブ百科事典の記事をコピペし、それを出版した場合、誰も出版した人物を訴えることはできなくなる」可能性が大である。
その理由は、規約第13条(2)において「情報を投稿及び編集したユーザーは、一切の著作権(著作権法27条及び28条に規定される権利も含む)及び著作者人格権を行使せず、権利を主張しないものとします。」と言う項目があり、出版元を訴えるとピクシブ百科事典の規約違反になるということが発生する。
また、規約13条(1)においては「本サービスを利用して投稿及び編集された情報の著作権その他一切の権利は、当該情報等を創作したユーザーに帰属します。」とあるため、ピクシブ百科事典が著作権侵害の訴訟を起こすことはできないと推測される(特に第三者となる場合は難しい)。
また、「本人が著作権を持つ物語やキャラクター(オリキャラ)において設定等をピクシブ百科事典に記述すると規約第13条2により、他者による望まない創作を行われたとしても文句を言う権利がなくなる」という問題もある。
さらに、退会者の著作権はどうなるのかという問題が存在する。退会者のデータをpixivが保存しているかどうかは不明であるが、おそらくは保存していないと思われ、ピクシブ百科事典運営がその文章を使用する際何らかの障害になる可能性が存在する。
この項目に関しては記事の著作権を記述したユーザーが所有して運営がその著作権を管理する形にするべきだったと思うのだが。
()規約違反者への処置(規約第17条)
ピクシブ百科事典に関してはこれ以外の処置(編集禁止処分)もあるにもかかわらず、それを記載していない。これらの処置は規約第7条違反ユーザーなどに用いられると推測されるが、異議を唱えることは可能であり、訴訟を起こすならば勝利できる可能性がある。
なお、ピクシブ百科事典の荒らし行為にてpixivアカウントの停止処分を受けた事例も存在するが、この処分もピクシブ百科事典およびpixivの規約に定義されていない行為であるため、訴訟を起こすことにより勝利する可能性が存在する。
(ちなみに訴訟を検討する場合pixiv及びピクシブ百科事典の利用規約第18条2.には、「ユーザーと当運営元の間で訴訟の必要が生じた場合、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。」とありますので、地方の方はあきらめてください。)
この項目は追加しなければならないが、なぜか運営はそれを行わない。